

介護職 佐々谷さんインタビュー
老健と出会って得た、介護職としての成長とやり甲斐
人事スタッフが、はぎの里職員にインタビューする企画です。
今回は、「老健はぎの里」で介護職として勤める佐々谷さんに話を聞きました。

-本日はよろしくお願いします。
今日は老健での介護職について、いろいろと教えてもらえたらと思います。
はい、お役に立てるかわかりませんが、よろしくお願いします!
◆今のお仕事について
-まずは、今の職場のことについて簡単に教えてください。
はい。僕は「老人保健施設はぎの里」の3階で介護職として勤務しています。
老健なので、看護師さんや、理学療法士や作業療法士といったセラピストの方など、他職種の方と連携をして、ご利用者の方を支援しています。
◆趣味は野球とCAFÉめぐり
-それでは、佐々谷さんの出自から伺っていきたいと思います。
僕は京都府南丹市の、園部町出身です。
今は亀岡市で一人暮らしをしつつ、車でここまで通勤しています。
幼少期から体を動かすのが好きだったので、ずっとスポーツをやってきました。
小学生から中学生までは野球をやっていました。
高校時代は、他のスポーツにも挑戦してみたいと思ってバスケ部に入っていました。
-スポーツ少年だったんですね! 競技で争うのが好きだったんですか?
僕はシンプルに考えるのが好きなので、体が動かせること自体が楽しいなと感じていましたね。
あまり深く考えすぎないタイプで、友達からは「明るい人種だね」とよく言われてました(笑)
高校ではバスケでしたけど、今は再び野球に戻ってきました。
実は、はぎの里でも野球部に所属していて、今月も9人集まって練習します。

-はぎの里 野球部に所属しているんですね。活発に活動されているんでしょうか?
やはり、みんなの予定を合わせるのがどうしても難しいので、いつでも開催できるという訳ではないですね。
うまくシフトなど調整しながら野球部の活動をしています。
僕はこの野球の時間がとても好きで、やはり福祉施設はみんなが忙しいので仕事だけの関係だと知り得ないことも多いですが、一緒に野球をやるとお互いの理解がとても深まるので、いいなと思っています。
何よりも一緒にスポーツやると、ストレスが発散され、全てにおいて好影響です(笑)
-それはいいですね! もっと多くの人が参加してくれると、尚良しですね。
はい、もっと人数が増えたらいいなと思っています。
なので、新しく入職してくれる人が、野球好きだったらいいなと、思っています。
求人でもアピールしてほしいです(笑)
-承知しました!(笑)
◆介護職と出会うまで
-佐々谷さんは介護職と出会うまでにどのような歩みだったのでしょうか?
母や兄が介護職をしていて様々な話を聞いていたので、元々介護職にも興味はもっていました。
ただ、僕は学校卒業後に飲食店で働いていました。元々CAFÉ巡りが趣味でもあったので、飲食店で働くのも良いなと考えたからです。
そこから介護職へと転職することになるのですが、きっかけとなったのは、祖母です。
祖母は認知症でしたが、僕が高校生ぐらいのときに、その症状が少しずつ強くなっていきました。
認知症だから仕方のないことですが、祖母が元気だったときには絶対に言わなかったような言葉も言うようになりました。
僕はちょうど思春期だったこともあるし、認知症への理解が足りなかったこともあって、その言葉に感情的になってしまった時期がありました。
認知症の祖母に対して、大きな声で怒ったり、いらいらしたりの毎日でした。

-認知症を理屈ではわかっても、受け止めて理解するのには時間がかかりますよね…
はい、そう思います。
その後、祖母は福祉施設に入ったのですが、そんな背景もあり、僕は面会もしませんでした。
そして、祖母は程なくして亡くなってしまいました。
このときに思ったことが、
もっと自分に介護の知識があれば、違った対応ができたのではないか。
もっと認知症を理解していれば、うまく支援できたのではないか。
ということです。
飲食店の仕事も良い仕事だと思いますが、僕にとっては、ただ注文を聞いて出すだけだなとも思っていました。
介護職である母や兄の話も聞いて、もっと人と深く関わり、福祉の知識やスキルも身に付けていきたいと思うようになり、介護職へと転身しました。
◆介護職をやってみて感じたこと
-介護職をやってみて、どうでしたか?
僕は「はぎの里」と出会う前に、グループホームの介護職として勤務を開始しました。
祖母のことがきっかけで介護職を考えたので、認知症を専門に対応するグループホームで、経験を積んでいきたいという気持ちがあったからです。
実際に介護職として働いてみて感じたことは、人を相手に深く関わるので、大変さも面白さも、飲食店の仕事とは大きく違うということです。
僕は飲食店では主に配膳をやっていましたが、主に求められることは、頼んだ食事を届けることでした。
しかし、介護職が求められることは、様々な作業以外にも、広範な医療や福祉の知識が必要ですし、人間としての温もりや、感情のケアも欠かすことができません。
そして、何よりも介護職は感謝されることが多いです。
これは飲食店での勤務とは、大きく違うポイントでした。
介護職には、働くことや存在そのものに、大きな意義があると感じられます。
こんなにも『人として必要とされる仕事』は、意外と少ないのではないかと、僕は思います。

◆はぎの里との出会い
-その後、はぎの里とはどのような経緯で出会ったのでしょうか。
日々の介護の仕事にやり甲斐や大変さなど、いろいろ感じる毎日でしたが、
仕事を続ける中で「もっと成長していきたい」という想いが強くなりました。
福祉業界のことをよく知らないままに飛び込みましたが、介護福祉に関して、知識面でも経験面でも、また医療についても、もっと知りたいと思うようになりました。
グループホームも個別ケアがなされる素晴らしい施設だと思いますが、僕は老人保健施設に興味を持ちました。
老健はぎの里とは、ふとしたときにご縁をいただいたので、その時に入職しました。
老健は、他職種連携です。
介護職と、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、薬剤師など、様々な人が連携して支援します。
特に、はぎの里はこの連携がとても大事にされていると感じていて、僕は介護職ですが、医療や薬のことに関しても少しずつ理解ができてきて、とても成長を感じています。
また、これは個人的な考えになってしまいますが、入居しているご利用者さんも、職員の皆さんも、ものすごく穏やかで良い人ばかりだと感じています。
日吉という地域が、山間部であることが理由ではないかと、勝手ながらに思っています。
ご利用者さんからは、毎日「おはよう」と声をかけてもらいますし、「かわいいねー」と言ってくれることもあります。何かわかりませんが、ここは特別に良い環境なのかなと感じていますね。
◆忘れられない出来事
-成長を実感できているのはとても良いことですね。特に忘れられない経験はありますか?
ありますね。割と最近の出来事です。
以前の勤務先のグループホームでは、看取りまではなかったのですが、はぎの里では看取りの瞬間に立ち会うことがありました。
とても仲良くしてくださっていたご利用者さんで、認知症もありましたけど、ギリギリ、僕の顔と名前も覚えていてくれた方でした。
最後のときに付きそうのはとても辛いことでもありますが、その瞬間に、一緒に居てあげられたということ自体は、嬉しい気持ちもありました。翌日に出勤してきて、知らない間にお亡くなりになってしまい、もう会えないというのは本当に寂しいことですから。

◆未来の仲間へメッセージ
-そういう心で接してくれるのは、その方も喜んだのではないかと思います。
未来の仲間になるかもしれない人に、何かメッセージをお願いします。
介護職は、3Kと言われることもあり、特に若い人にとっては近寄りがたい仕事かなと思っています。
飲食業やIT業界など、世の中にはたくさん仕事がありますが、そういうところでは絶対に味わえない仕事の充実感が、福祉の仕事にはあります。
もし偏見として介護職を避けている人がいるとしたら、一度携わってみてほしいと思います。
僕が飲食の仕事をしていたときは、愚痴が一杯ありました。「客にこんなこと言われた」「客のためにやっているのに、人として相手にされていない」など。
一生懸命やったところで、別に返ってくるものはないと思っていました。
でも、介護は違います。介護は返ってくると、僕は思っています。
仕事をしていて「しんどいな…」と思うことがありますが、ご利用者さんがそれを察して、「どうしたん、大丈夫?」と気付いてくれることがあります。
ふとした様子から気付いてくれるなんて、人生を長く生きてきた人には本当にかなわないな、と思います。
やり甲斐と意義のある仕事ですので、ぜひ迷っている方がおられたら、一緒に介護の仕事をしていきましょう!
-ありがとうございました。

